離婚したい女性 Sさん・50代

 

『姑との不仲を夫に相談しても 我慢しろの一点張りで

              ほとんど話を聞いてくれないんです。』


 夫の義母と同居のSさんは、ふたりの子供の世話(小学生と中学生)を義母に見て

 もらいながらパートで働いていました。

 

 確かに義母に対して感謝もしているのですが、子育てや金銭の使い方など何かと

 口うるさい義母に正直うんざりしていたそうです。

 

 ある時、念願の美顔器を手に入れたSさんは、リビングで使用していました。

 

 すると・・・『いい年をして そんなものに金を使うなんて・・・金をドブに

 捨てるようなもんだね』さすがにこの言葉にはカチンときてしまい美顔器をさっさと

 片付け、自分の部屋にこもったそうです。

 

 仕事から帰ってきた夫に話をしたものの・・・『いちいち気にするな』のひとこと。

 

 いい加減に今の生活が嫌になり 離婚を考え始めたところで ご相談に来られました。

 私は、ご主人と姑さんに 個別にお会いすることにしました。

 

 当時、ご主人は・・・仕事があまりうまく行っておらず 不安な日々を送って

 おられました。また、姑は姑で、子供たちの世話で 趣味のサークル活動にも 

 ほとんど参加出来ずにストレスを溜めこんでおられたのです。

 

 Sさんが、離婚をお考えであることをお話ししましたら・・・夫は、ひどくショックを

 受けておられました。姑は、肩をがくんと落とされました。

 

 よくよく家族全体を見て行きますと・・・Sさんはもちろん、夫にも姑にも余裕が

 なかったのです。

 

 ですから、会話がトゲトゲしくて当たり前、話をじっくり聞けなくて当たり前、

 とにかく悪循環でした。みんなが辛かったのです。みんながしんどかったのです。

 私は家族メンターとして数回家庭訪問を続けました。

 皆さんのお話も個別でたっぷりお聞きしました。

 Sさんには、セミナーにも参加していただきました。

 

 子供たちには、こう提案しました。『自分たちで出来ることをしましょう!』

 夕食の準備の手伝い、お茶碗洗いや洗濯物の取り込み、ふろ掃除に犬の散歩・・・

 お手伝い表を作り 出来た日には、出来たよシールをゲーム感覚で

 ペタペタ貼って行くのです。

 

 しばらくして、お父さん用のゴミ出しの欄がひとつ増えました。

 頑張る子供たちをお父さんが、応援しようと思われたのです。その後、犬の散歩は、

 姑も週3日は、担当することになりました。

 

 辛さや、しんどさを分け合うことで笑顔やゆとりが生まれました。

 その後、Sさんは・・・『家族って、やっぱりいい!』と離婚を思い留まられました。
 Sさんは、例の美顔器を 今では姑さんと仲良く一緒に使っているそうです。

 

 

 

話を聴いてもらうだけでも・・・

すっきりすることがあります。

何かでお悩みでしたなら 一度お話に来てみて下さい♪

 

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